2021.06.25
正木総院長が生まれ育った島。だから周防大島に決めました。
山口県の南東部に位置する「周防大島(すおうおおしま)」は、温暖な気候と美しい海に囲まれ「瀬戸内のハワイ」と言われています。
その周防大島町にある「正木内科医院」が、医療法人徳隣会の仲間に入ることになりました。
周防大島へは、山口県柳井市から「大島大橋」を渡って行くことができます。
橋を渡ると目の前には大自然。
島の奥に続く道は、常に穏やかな海を望む事が出来、心が洗われ、日常の生活の疲れが吹き飛びました。
山も海も素晴らしく素敵でしたが、それより人の温かさに触れる視察の旅となりました。
すれ違う人みんなが「こんにちは」と頭を下げてくれる。思春期であろう学生さんも照れずに話しかけてくれる。今の時代では考えられない事でした。
何処の誰だかも分らない我々に、優しく接して頂ける島の人たち。
私は、「この島で、この島の人たちのために医療を提供したい」と強く感じました。
当法人の総院長である正木先生の穏やかで優しい笑顔は、この島で生まれ育ったからのものだったのだと確信する事も出来ました。
ここで頑張っていきたいという瞬間でした。
当法人は現在福岡市内に2ヶ所と鳥栖に1ヶ所、合計3ヶ所にクリニックを開設しております。
今までは比較的人口が多く、医療資源に事欠かない地域の訪問診療に携わってきました。
しかし周防大島町は、高齢化率(65歳以上が総人口に占める割合)は53.53%[周防大島町のあらまし(統計資料・H31)より抜粋]と高く、過疎化も急激に進んでいます。
これから周防大島で取り組む「地域医療」において、我々が集めた知見と経験を活かすことができれば、
高齢化や人口減少に伴う医療の地域格差解決の糸口を見つけられるのではないか。
それが今回の周防大島でのプロジェクトの意義であると考えます。