糸島市でのウブ声

つつみクリニック福岡西は、福岡市西区から糸島市をエリアに、訪問診療に特化したクリニックとして今年4月から本格稼動しています。

これまで博多から、西方面には糸島市の東側に少しかかったエリアまでは訪問可能でしたが、広い糸島市はほぼ未知の領域でした。
そこで、地域のニーズは何かをあらためてリサーチし実証していく活動を、クリニック単独ではなく地域の事業所の方々と連携した取り組みとして開始しました。
これまでも、居宅介護支援事業所の皆様や地域包括支援センターの方々、さらには訪問看護ステーションや病院とも個別に連携はとらせていただいていましたが、今回取り組んだのは、がっちりとスクラムを組んだ事業所連携体としての初めての試みでした。
福祉用具事業所の『介福本舗』さん、居宅介護支援事業所『笑顔の家ケアプランセンター』さん、訪問看護ステーション『つなぐ』さん、訪問診療クリニック『つつみクリニック福岡西』の4つの事業所をオリジナルメンバーとして、『介護福祉ネットワーク』という新しい形を作りました。
具体的な活動として9月29日、糸島市にある社会福祉協議会などの入っている子育てから高齢者・障がい者の総合支援施設『あごら』で相談会を開催いたしました。
開催に先立って糸島市の地域課にご相談をして、糸島市の各地域の民生委員さんの9月の会合に参加をさせていただいて、活動の趣旨をお話しさせていただきました。

地域で困っておられる事案に対して、医療面からの突破口を作って介護サービスや福祉の介入につないでいける訪問診療のスピード感と、当法人の多様な対応可能ラインナップを訴え、さらに糸島市でのアウトリーチの実証を新たな連携体での取り組みを開始している事をご案内させていただきました。
まだまだ、試行錯誤ばかりで思うように進んではいませんが、事業所の垣根を越えたこれまでにない形で、地域の新たな社会事業を開拓創造していくワンチームとして動き出したというエネルギーはひしひしと感じています。

おまけですが一気に活動が動き出したきっかけは、介福本舗さんが毎月2回のラジオ番組を持っておられたコミュニティラジオ天神に、ソーシャルワーカー2人で出演(『ご縁に感謝』9/1に生放送　　Youtube上に動画アップされています)を持ちかけられたのが、熱量が上がったエネルギーポイントでした。