お知らせ

2025.09.05

きれいな姿勢について

スタッフコラム
こんにちは。つつみクリニック福岡の理学療法士 合谷です。

正しい姿勢とることは、正しい運動パフォーマンスを発揮する「構え」になります。
今回は正しい姿勢とは何か?きれいな姿勢を作るためのエクササイズを紹介していきます。

正しい姿勢とは?

正しい姿勢とは、体の各部分が適切に配置され、筋肉への負担が少なく、効率的な動きを可能にする状態のことです。
具体的には、背骨の自然なS字カーブを保ち、頭・肩・骨盤が一直線に並んでいる状態を指します。




不良姿勢とは?

骨格筋と筋肉のバランスが崩れ、体の各部分(関節)にストレスが加わり疲れやすい状態です。
疲れるとバランスがさらに崩れ、姿勢はなお一層悪くなるという悪循環になります。
疲れは全動きやストレスの多い頸椎や腰椎・膝の部分に特に強く働くので、肩コリと腰痛・膝痛の大きな原因になります。


姿勢を維持する筋肉

きれいな姿勢を保つためには重力に抵抗する力が必要になります。
重力に抗う働きを持つ筋肉のことを抗重力筋と呼ばれます。
具体的には脊柱起立筋・腹筋・大殿筋・大腿四頭筋・下腿三頭筋など多くの筋肉が関わっています。
こういった筋肉の弱化・短縮などによりバランスが不均衡になった場合にいい姿勢を保つことが難しくなります。


筋肉の硬化(短縮)に対するアプローチ

長期的に関節を動かさないことにより、関節周囲に存在する皮膚・皮下組織・筋肉・靭帯などが固まることがあります。
筋肉が短縮することにより関節の可動範囲が狭くなったり、力が入りにくくなったり、血行が悪くなり疼痛の原因となります。
固くなった筋肉にはマッサージやストレッチ、温熱療法などを行い、筋肉の柔軟性の回復や血行の改善が必要になります。


正しい姿勢を作るためエクササイズ

正しい姿勢を保つためのエクササイズはいくつかあります。例を挙げます。
  • 壁を使った姿勢チェック: 壁に背中、肩、頭をつけて立ち、背骨の自然なカーブを意識します。
  • ドローイン: お腹を凹ませることで体幹を鍛え、姿勢を安定させます。
  • 肩甲骨寄せ: 肩甲骨を意識して後ろに寄せ、胸を開くことで猫背を改善します。
  • プランク: 体幹を鍛え、姿勢を支える筋肉を強化します。
  • ブリッジ: お尻と体幹を鍛え、骨盤の安定性を高めます。




これらのエクササイズは、姿勢改善だけでなく、体幹の強化にも繋がります。
きれいな姿勢を作るには日常的な運動や生活習慣の改善が重要になります。
定期的に自分の姿勢をチェックし、健康的な生活を送っていきましょう。