統計情報
職員・人事情報
- 総スタッフ数
- 68名
- 医師
- 26名
【常 勤】5名
【非常勤】21名
- 看護師
- 17名
【常 勤】14名
【非常勤】3名
- ソーシャルワーカー
- 5名
- 臨床検査技師
- 1名
- 言語聴覚士
- 1名
- ケアマネージャー
- 2名
- 放射線技師
- 4名
【非常勤】
- 管理栄養士
- 2名
【非常勤】
- 事務
- 9名
- ドライバー
- 2名
振り返り
2019年から2020年にかけては当法人の大きな転換となる1年でした。
放射線技師、臨床検査技師、言語聴覚士、管理栄養士、ケアマネジャーを新たに配置し、居宅介護事業所「とくりん」の開設も行いました。当法人の目標である、総合病院の充実したリソースと診療所のフットワークの軽さを兼ね備えた組織に一歩近付いたと言えるでしょう。より多くの患者様に対する様々なニーズに応えることができる様になります。
これから1年の目標
2020年から2021年にかけては、各職種の配置人数をさらに増員し、特に新規職種における体制の足元を固めます。
組織体制においても、昨年度発足したリーダー制およびメンター制をより確固たるものにしていきます。そのために、トップマネジメント層を充実させることが喫緊の課題と捉え、マネジメントを主たる業務とする事務員の募集に着手します。
また、配置人数が多くなれば福利厚生を充実させることができます。例えば、看護師が行った土日祝日のオンコール業務分に休暇を1日付与することを考えています。事務部門においては、医療レセプト請求完了後にリフレッシュ休暇を設けるなどあっても良いかもしれません。
そして、新規診療所の開設も計画しています。福岡市西区に1ヶ所、山口県大島郡に1ヶ所の新設を目標とします。診療の内容は、これまでと同様に、訪問診療を主体とします。
有給消化率
- 80.7%
振り返り
有給消化率80.7%は決して悪い数字ではないと思います。しかし、職員間のバラツキが非常に大きいことは改善すべき課題と捉えています。
これから1年の目標
有給消化率90%を超えることを目標とします。そのために、各職員の有給消化率を月次チェックし、しっかりと休暇が取れる様に職場環境を整えていきたいと思います。
平均残業時間
- 医師
- 0.9時間
- 看護師
- 10.6時間
- 事務
- 16.0時間
振り返り
医師および看護師の残業時間が前年と比べて増加しています。
事務部門は残業時間削減に成功していますが、レセプト請求時期などの繁忙期には長時間の残業が常態化していることは課題として捉えるべきでしょう。
この課題を解決するには、人員の増員と各スタッフの業務効率向上の双方が必要と考えています。
これから1年の目標
各職種1人あたりの担当患者様数および増患数のデータを元に適正な配置人数を割り出し、常に過去の失敗を振り返りながら、先立って採用活動を徹底して行います。
また、diffeasy様との業務協力により作成している「CrossLog」を導入し、さらに充実させ、訪問スケジュール作成時間の大幅な削減を皮切りに、種々のITツールを駆使して業務効率の最大化を目指します。当然、機械だけに頼るのでは不十分です。特に、在宅医療という分野は、最終的にはヒトの力が必須となります。ヒトの力を最大限に引き出すために、効率的かつ効果的にミーティング(コミュニケーション)を行い、教育体制の充実を社内研修を通して実践していきます。また、血の通ったマニュアルの作成も並行して行います。
それぞれの残業時間が、医師0.5時間以内、看護師7.0時間以内、事務員15時間以内となることを目指します。
登録患者様数
- 年間患者様累計
- 1,136名
- 8月現在1ヶ月の患者様数
- 941名
新患者様数
- 新患者様数
- 516名
振り返り
順調に増患していると言えます。これは、社会的なニーズが増えていることは勿論、一番の要因は職員全員が一になり、サービスの質が向上した結果、患者様や周囲の関係者様の信頼を得ることができたからだと思います。
これから1年の目標
前年の増患数と同等以上になる様、サービスの質向上を担保しながら更なる増患を目指します。
また、土日祝日における小児科時間外往診対応を始めたいと考えています。軌道に乗れば、平日夜間の対応も加え、高齢者医療にとどまらず、さらに地域に貢献できる医療法人を目指します。
入院率
- 入院数
- 285回
振り返り
他の在宅診療を主として行う医療機関のデータと比較し非常に低い数値です。できる限り在宅医療で治療を完結させることができる体制が整っていると言えるでしょう。
また、クリニック間での入院率の差異は認められません。地域差なく当法人が一様なサービスを提供できている証左と考えられます。
これから1年の目標
「できる限り在宅医療で」というコンセプトを大切にし、さらに入院率を低下させることができることを目標とします。20%台まで低下させることができれば良いでしょう。各クリニック毎月2人ずつ入院を防ぐことができれば達成できる計算です。
それを達成するには、当法人スタッフの充実に加え、高齢者施設やケアプランセンター、訪問看護ステーションとのさらなる連携強化を図ることが必須です。
訪問状況
- 訪問回数
- 18,920回
振り返り
往診割合(訪問回数に対するお見取りを除く往診総数の割合)は、鳥栖院13.2%が福岡院11.8%となっています。昨年と比べて17%増です。突発的な病状の変化に対する往診は不可避ですが、中には防ぐことができた往診も少なからず含まれると考えて差し支えないと思われます。
これから1年の目標
往診割合のさらなる低減を目指します。それぞれ−1%ずつ減らしていきましょう。
そのために、十分な医師および看護師数の配置および検査体制の拡充を前提とした、適正な訪問診療の回数を患者様の病状を勘案しながら正確に設定することが肝要と考えます。